Linuxのインストールってやっぱり難しいです。
最近はかなり簡単に出来るようになったとはいうものの、最低限でもHDパーティションの概念とその作成方法・各種デバイスの確認等は出来ないとインストール途中でつまずいてしまいます。
それでもディスクトップやCD内蔵のノートは、インストール途中で問題が発生するということではまだましな方で、表題にもあるCDドライブを内蔵してないノートの場合、インストールそのものを開始するまでの手順が大変です。
CDドライブから直接インストールできない場合、通常とられてる方法は次の2つに集約されるようです。
1つ目はハードディスクそのものを外してCDの使える環境に一度ビルトインし、ファイルを移してから元へ戻すというやり方。
2つ目はLAN環境やインターネット等のネットワークを経由してインストールするというやり方。
ノートの機種や周辺機器、Linuxのディストルビューション(発売元やそのバージョン) で微妙にその方法は枝分かれしてますが、インターネットで検索しても大まかにはその2つです。
で、今回はその2つとはちょっと違うやり方でインストールしましたのでメモしておきます。
それは、Windowsをインストールするかもしくは既に動いてる環境下で、別パーティションに新たにLinuxをインストールするというものです。
Windows領域にLinuxパッケージを一度コピーしてからインストールしますので、Win領域に300MBほど(VineLinux2.15の場合)の空き容量が必要となります。
まずハード環境は、 CDドライブを内蔵してないノート(Panasonic CF-S22J8)とWinでは認識するがLinuxでは認識しない外付けCDドライブ
。
既にWindows98SEがインストールされており、別パーテーションでLinux用が2GB。
LinuxのバージョンはVineLinux2.15をCDで用意し、あらかじめインストールディスクを作成しました。
参考にしたのは(株)技術評論社さんのHPにある「VFATインストールについて」 です。
http://www.gihyo.co.jp/vinelinux/support/doc/vfat-inst.html
(サポート終了に伴いHP無くなりました)
1)
Windowsを立ち上げ、LinuxのCDを外付けCDドライブ(Dドライブ)にセットする。
2)
DOSプロンプトから
xcopy /e /f /r /y d:\vine c:\v20cr\vine\
でコピー開始。
3)
「\v20cr\vine\base」 というフォルダにカレント移動し
copy /y comps_data\comps.en comps
copy /y stage2.img hdstg2.img
でさらに2つのファイルをコピー。
HPに詳しくあるが、これはVineのバージョンが2.1の場合で2.0の場合は少し変わるので注意。
4)
カレントを1つあがって 「\v20cr\vine」に移動し
copy d:\dosutils\loa*
Linuxのインストールディスクを作成してあれば、これで下準備はOK。
HPの方にはまだいろいろ書いてありますが、インストールディスクを差し込んで再起動でインストールを始める分には、ここまででOKです。
あとはインストール途中でパッケージのある場所を聞いてきたときに、「Herd drive」としパーティションとディレクトリ「v20cr」を指定してやれば他は通常通りです。
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